黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-
2021/ 05/ 29
5月26日の皆既月食。
5月26日、皆既月食を撮影しました。
撮影場所を決めるのに時間がかかってしまいました。急いで広角と望遠のカメラの準備開始。
カメラの設置が完了する前に、月が出てしまうのではないかとハラハラで、心がぐったりでした。
低い山があり、月が見えてきた時間は、予想より遅く、19時15分頃。ぎりぎり間に合ったものの、ちょっと雑で、不安定な機材の設置となってしまいましたが、やり直す時間はないので追尾撮影を開始。
月が見えてきたところ。
ISO400 f7.85 1/60 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ SWAT300で追尾 19:15
ISO400 f7.85 1/40 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ 19:16
ISO800 f7.85 1/15 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ 19:18
風が吹いていて、ぶれやすいため、ちょっと風が弱まった隙に写すようにしました。
ポタ赤と三脚の接続がしっかりしていなかったので、何かの拍子に動いてしまい、極軸が大幅に狂ってしまいました。
極軸を合わせなおす余裕はなく、高感度で写すことに。
ISO 6400 f7.85 1/8 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ 20:06 (皆既の5分前)
ISO6400 f7.85 0.5秒 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ 20:24 (皆既終了の2分前)
ISO4000 f7.85 1/20 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ 20:27 (皆既終了の1分後)
ISO6400 f7.85 1/10 BORG107FL OMD-EM1Ⅱ 20:37
色温度を低くしたら、ターコイズフリンジがはっきり写りました。
ピントもすこし甘いような気がするし、追尾に失敗し高感度でノイズの多い写真になってしまったりと、いろいろ躓きだらけでしたが、振り返ってみて、困難だったわりには、何とか記録写真を残せた感じがしています。
今回の1680㎜の長焦点の撮影で、いろいろ問題点が見えてきました。
①普段から使い慣れていないので、設置の時間をたくさん取っておくべきだった。
②SWAT300で、BORGを使うのは不安定で、扱いにくい。
③ピント合わせが難しい。
④日中の極軸合わせも、北極星での極軸合わせも、慣れる必要あり。
とにかく練習不足、経験不足なだけ。
後は、持ち運びしやすくて(軽量で)、BORGを扱うのに安定する赤道儀が欲しいと思いましたが、
普段、そんなに使うわけでもないし・・。
肉眼では、皆既中の月は、かなり暗い色に感じました。
皆既になったら、どんどん周囲の星が輝き始め、世界が変わっていきました。今回はそれが印象的。
広角の連続撮影は、次回アップします。
プロフィール
●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)
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どれも素晴らしい写真ですね。
特にターコイズフリンジの青っぽい感じが素敵。
まったく皆既が見えなかった私は、改めて羨ましく感る次第です(涙)
もし、もうちょっと長時間露光されている画像があるのなら、コンポジットされてみられてはいかがでしょう?
確かにSWATとBORG107FLの組み合わせは強風に弱いかもしれませんね。
揺れやすいのでピント合わせも大変。
でも、飛行機で移動するような遠征では、その組み合わせで正解だと思います。
一番使いやすいのは軽量のドイツ式赤道儀が良いのでしょうけど・・・。
あとは設置時間の余裕を図ることくらいでしょうか?
ありがとうございます。
久しぶりの華やかな天体イベントのためか、今回はとても味わいたい気分になり、確実に見ることができそうな所に行こうと、行先は前日に決めました。
宇都宮は全く見えなかったようで、みんながっかりしていました。今回の月食は、報道が多かったせいか、関心を持っている人が多いようでした。
SWATとBORGは、ほんとピント合わせが何より大変です。安定も悪いし。
それでも、今の機材が飛行機移動の多い私には、ベストなんですね・・。
そのうち、どこかのショールームに、小型のドイツ式赤道儀を見に行ってみようかな。
今回は、長時間露光している画像がないのですが、コンポジットは、やり方がよくわからないので、あまりやったことがありません。おぼえた方がよさそうですね。
設置時間は、余るほどあった方が良いですね。
今回、設置している時は、焦りで時計を見ることもできず、くたびれました。