黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20210530

皆既月食の広角撮影。

5月26日の皆既月食の続きです。

今回は時間がないのにもかかわらず、超望遠、広角での連続食分撮影、超広角の撮影計画を立てていました。

 

月食は継続時間は長くても、月の出の露出が難しい、出現する場所を特定する作業、欠けていく月の露出やホワイトバランスを変えたり、皆既のピークの時を写したかったりと、いろいろ忙しいものです。3つのカメラの1つ1つに丁寧に向き合うのは、そうとうに計画を練っていないと難しいです。

 

今回は、設置でへとへとになってしまったので、カメラのタイマー、ブラケット撮影にまかせっぱなしで、不具合が出たらしょうがないか・・、くらいに思っていました。

 

連続食分撮影です。全経過、ほぼ観測することはできましたが、若干薄雲が出ることもありました。

5D4 ズームレンズ40㎜くらいで、5分おきに撮影。少しトリミングしています。Psで覆い焼リニアにしてみました。

 

明るめの月を選んで、背景の少し暗めのものと、Psでスクリーンにしてみました。

 

暗い背景で、トリミング。Psで明合成。

連続食分撮影は、明るさの加減が、日食より難しい・・。

 

5D2(改造カメラ) 14㎜広角です。

皆既前。20:05。

 

皆既中。20:20。

 

皆既後。20:32。

このレンズ、AFの設定になっていて、ほとんどの写真がピンボケしていました。

何とかピンポケをまぬがれた数枚をアップしました。

こうみると、それほどクリアな空ではなかったようです。

 

あわただしい、皆既月食撮影&観望でした。

3つも何も欲張らないで、1つを丁寧にうつせばいいのに・・、と思うのですが、今のところ、それができません。

 

次回はもっとゆとりをもって行いたいです。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“皆既月食の広角撮影。” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    こうやって拝見すると、低空に雲があり、スッキリと快晴と言う訳ではなかったようですね。
    それでもこれだけの連続写真は羨ましい以外の何物でもありません。
    今回のように低空からの現象だと、露出等の設定に悩みました。
    それに、まだ太陽も厳密には沈んでいなかったし。
    雲などの影響も考えると、やはり各ショットをブラケット撮影した方がよさそうですね。
    皆既日食はフィルターワークで露光がそんなに変わりませんが、月食は大きく変えなければなりません・・・あっ!
    今気づいたのですが、皆既以外をNDフィルターで補ったらどうなのでしょう?
    ただ、ガラスのフィルターって、厚さでピントが変わるんですよね。
    アストロソーラーフィルターみたいに薄いフィルム状のフィルターってないものかな?
    って、次回の撮影妄想をこの場をお借りしてしてみたり・・・。
    11月の、ほぼほぼ皆既月食も同じような条件。
    今から悩みそうです。

  2. kurosu より:

    低空の月は、通常の昇りきった月とはかなり明るさが違うし、また周囲も暗くなっていないけれど、刻々と明るさが変わっていくことから、露出の目安がなくて、難しいですね。本当は1台のカメラに付きっきりになりたいくらいです。
    NDフィルターですか。それもありかもしれませんね。フィルターの着脱か、シャッタースピード変更のダイヤルを回すか、どちらが間違いなくできるか・・。
    それより、変更の時間になると、ピピっと教えてくれるアラームが欲しいかも。
    今回の撮影を通して、次回目指したいことがでてきました。
    超広角で、皆既の月&天の川を狙う時に、ついでに流れ星が入ってくれることを期待して、延々と繰り返しタイマーで撮影を続けること。実は、今回ピンボケ写真の中に、大きな太い線状のものが写っていました。
    なんだかわかりませんが、これが流れ星だったらいいのに・・。
    また、連続食分撮影と背景の景色の色のバランスが難しく、どうしたら、より魅力的になるのか考えなければなりません。次回の11月19日は、近辺でしか動けないかもしれないですが、普段から、安心して撮影できる場所をいくつか探しておかないと、と思いました。

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