黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20231125

雪虫撮影 2日目のチャレンジ


11月23日は、自然光での飛翔写真にチャレンジしました。
小さいので飛んでる雪虫はAFは無理、追いかけながらMFで撮るのも難しい。
カメラ(OMDEM1Ⅱ)のフォーカスブラケットの機能を使う作戦を考えました。

カメラが自動で少しずつピントをずらしながら写してくれます。一番幅の広いステップを選んで20枚の撮影を設定し試してみました。電子シャッターなので早いです。近くにいたクモで試した写真です。

上は最初の3枚、下は最後3枚です。

この方法なら写せるのではないかと、置きピンでチャレンジ。

最初は三脚を使いました。なかなか写野に入ってこないため、そのうち手持ちで。しばらく粘ったものの、ふわふわ飛んでいる割にはすばしっこい。雪虫を望遠(600㎜)の写野に入れるのが難しく、何とか取れたのがこの2枚。ピントも甘く、ぶれもあり、納得のいくものは撮れず。

この方法はあきらめ、5D4とマクロ100㎜で追いかけながらMFで撮ることにしました。
最初は慣れないので遠くから。

少し近づいて。

もう少し近づいて。

トリミング。

雪虫がどんどん飛び始めて、チャンスが多くなり、おもしろくなってきたら、もう日が沈む頃となり、自然光で写すのが困難に。終了にしました。

2日間の雪虫撮影で思ったこと。

●11月22日 フラッシュを使った拡大撮影
・肉眼では小さすぎて見えないカラフルな羽の輝きや白いふわふわした部分の質感を感じることができ、新しい世界を見ることができた。
・三脚を使って5D4とMPE65で少しずらしながら何枚か撮影し、深度合成するのが理想と感じた。いつかチャンスがあったらできたらいいなと思うが、今回のようにずっと止まってくれる雪虫に出会うのは難しいかも。

●11月23日 飛翔写真
・たくさん雪虫が飛ぶ時間帯なら、OMDのフォーカスブラケットも良いかもしれない。
・飛翔写真は、5D4、マクロ100㎜で追いかけながらMFで撮影するのが、やりやすかった。 毎日写すことができたら、慣れて良いショットが撮れるような気がする。
・トリミングした時、やはりフルサイズは、マイクロフォーサーズより画質が良いことを感じた。(そうでないと困るが。)
・もっと良い方法は、今のところ思いつかない。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“雪虫撮影 2日目のチャレンジ” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    恥ずかしながら、こちらのブログにお邪魔するまで、雪虫という存在を知りませんでした。
    日本海側は寒気が入る頃、大荒れの天気が多いので、外出を控えるからなのかもしれません。
    一つ前の記事のマクロ写真、凄いですね。
    まるで雪の妖精のよう。
    一度、ちゃんと見てみたいものです。

    タロちゃんの草の実を付けた姿、とても微笑ましいです。
    この時期に草藪へ行ったら仕方ないですよね。
    タロちゃんの表情から、楽しかった様子が良く伝わってきます。

    • cross963 より:

      雪虫は子どもの時住んでいた北海道では、少し寒くなってくると、ある日突然、下校途中に現れ、冬が来るのをお知らせしてくれるような虫でした。ふわふわして可愛らしいため、つい触ってしまうと、ひゅーと落下してしまいます。すごく弱いのだと思います。毎年、ほんの数日だけ出現していました。雪の妖精というのがピッタリな生き物です。
      いれば気づくと思うので、新潟にはあまりいないのかもしれません。

      タロは街中の散歩より、最近は車に乗ってどこかに連れて行ってもらうを楽しみにして、車から離れません。窓からの林の景色が見えてくると、急にそわそわ。やはり、土とか草とか枯れ葉とか、自然の感触が良いのかな~。今日も行きましたが、急に寒くなりましたね。そろそろ蛇も冬眠かなと思うと、安心してたくさん散歩できました。

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