黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20171223

ポタ赤を使った月の撮影練習

来月の皆既月食撮影を意識して、今日は夕方、ポタ赤を使って月の撮影練習をしました。BORG107FLとkissx6iで35㎜換算960㎜なので、皆皆既日食の時に使ったポタ赤のシステムを久しぶりに使いました。まだ夕方で明るく、北極星は見えなかったので、皆既日食の時の極軸合わせのやり方で設置をしました。なんかちょっとへんと思う事もありましたが、きちっと追尾しているつもりで撮影。

ISO100 1/200   f5.6

地球照が写るように撮影。ちょっと極軸合わせがおおざっぱだったのかと思っていましたが、そうではなく、ポタ赤を南北逆向きに設置という大変な間違いをしていました。1.3秒で辺縁がぼやっとしています。

南北、向きをなおして再設置。一度間違うと疲れてしまいます。

ISO100  1秒

ISO100  4秒

ISO100  8秒

シャッター速度を10秒にしても辺縁はシャープでした。赤道儀はやはり凄い。皆既月食の超望遠撮影は赤道儀が必要であることが分かりました。北極星が見えるとは限らないので、日食の時の極軸合わせと同じ方法で、もう何回か練習しないといけないと思いました。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“ポタ赤を使った月の撮影練習” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    107FLの月画像は相変わらずシャープな感じに見えます。
    フローライトの2枚玉はコントラストが素晴らしいですね。
    来月の月食が楽しみです。
    月を撮るならISO400くらいでも最近のカメラは実用になるかもしれません。
    やはり少しでも風の影響など鏡筒のブレを抑えるためにも、高速シャッターに越したことはないでしょうから。

  2. kurosu より:

    今度の月食はBORGでの撮影を一番に楽しみにしています。
    以前eclさんが写された皆既月食の写真は、月に赤銅色のベールがかかっているような、月が透けて見えるような美しさで、そんな風に撮る事が出来たらいいな、と思っていました。
    そうですね、ISOは400なら画質は十分良いので、シャッター速度はもっと早くした方が安全ですね。
    どこで、どういう撮影をするか、露出の計画表づくりなど、すべてこれから考えなければなりません。寒い時期に3時間半、準備も含めると5時間くらい、頑張れるかな・・。着る寝袋は必要になる事でしょう。
    良いプランが出来たらお知らせします。
    月食だけでなく、星撮影の良いスポットも、山に詳しい方に聞いていろいろ情報を集めるようにしたいと思います。
    こちらも晴れる保証はありませんが、新潟の天気が難しい時は栃木にどうぞ。

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