黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-
2023/ 05/ 05
ヘメリンプール2泊目
日食観測を終え、21日にまたヘメリンプルのロードハウスに戻ってきました。着いたのは日没前。
同じコンテナハウスに宿泊のため、ほっとします.。さっそく夕食まで、海に行きました。海岸の浜辺は小さな貝殻がびっしり。

海岸に座って、空や海の色の変化を眺めました。この日の長いバス移動も終わったので休息のひと時です。次男はさっそく海に入っています。ずっと浅瀬が続いています。


ダイナミックに変わっていく海と空の色が美しいです。




太陽と別の方向はピンク色。




空が紫色になりました。

この時の色は、本当に美しかったです。
日が沈んで、月齢1の月が見える可能性があるということで、インストラクターとT様がよく観察していました。私も待つことに。

双眼鏡で、インストラクターが見つけました。
とりあえずその方向を写して、写真を拡大してみたら、ありました!

ごくうっすら真ん中に、白く薄い細い月、わかるでしょうか。
私一人なら、探そうともしなかったし、見つからなかったかも。あきらめずに最後まで探すT様とインストラクターといたことで、私も貴重な月を見ることができました。
次男は、日没前まで水の中の撮影を楽しんでいました。クラゲと本人。

ストロマトライト。

25億年~35億年前、地球上で最初に酸素を作り始めたといわれているシアノバクテリアという細菌によってできた岩のようなものが、ストロマトライトです。生命が急速に発展していった原点がここにあるとおもうと、神聖な場所にいるようでした。
いったん夕食に戻りました。夜は星撮影をしましたが、薄雲がありクリアな写真が撮れませんでしたが、できる範囲で。


夜中、コンテナハウスの裏で魚眼でぐるぐる写真を撮ってみることに。カメラを設置し、その間、次男と夜の海岸の散策に出かけました。

そこで出会った生き物たち。
海で、懐中電灯を照らしたところ、続々集まってきたツバメ。びっくりです!
20~30羽が、私たちの周りをぐるぐる飛んできました。

さらに、手に乗るではありませんか。

ツバメのヒナの可愛いこと!


夜のツバメとの触れ合いは、日食と同じくらい大切な思い出になりました。
歩いていたら、ボンと何か落ちてきました。正体は、かわいらしいキンカチョウ。

キンカチョウはペット屋さんで売っているようですが、これは天然。
正面から見たらフクロウ?と思うような鳥。

横顔をみたら、ヨタカ。

次男しか見ていないけれど、カンガルー。カンガルーの糞はいたるところに落ちていました。
ほかにも寝ている鳥とか水辺の生き物とかいました。この海岸は薄気味悪さがなく、道に迷わないかの心配以外は、心地よい冒険でした。
戻ってきて、日食のぐるぐる写真。70分くらい経ったよう。

もうこの頃で何時だったかわからないけれど、寝ることに。
真夜中、コンテナハウスの裏で天の川撮影を15分おきにタイマーで行いました。

ちょうど天頂を横切った時の天の川。薄雲でクリアではなかったのでPSで調整しました。
ヘメリンプールを楽しみつくした2泊目でした。
プロフィール
●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)
“ヘメリンプール2泊目” への4件のフィードバック
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エメリンプールは星空撮影にも良さそうですね。
月齢1の月も美しかったです。
スポンジみたいなストロマトライトは触ってみましたか?
usachan様
ヘメリンプールは、1泊目はとても良い星空でしたが、2泊目は薄曇りだったのが残念。
ただ、この辺りは暗いし、しょっちゅうすばらしい星空が見えるんでしょうね。
もうしばらく滞在してみたいと思いました。
夜中、潮が引いていた時、スライムと言われるシアノバクテリアが作るバイオマット(ストロマトライトの初期段階のもの)が海面から出ていて、触ることができました。ペたぺた、むにゅむにゅ、ぬるっとしたような、不思議な触り心地でした。
美しい夕焼けですね。
空気感が日本の海岸と全然違う。
さすがに湿度が低い感じがします。
次男様と夕日とのコラボ、とても良い感じ。
南天の天の川とヤシの木も良い雰囲気。
そして、何といても天の川が二分する魚眼画像。
素晴らしいとともに、羨ましい・・・。
先生にとって野生の動物たちも好物だと思うし、とても良いツアーだったのですね。
ecl様
場所によって夕焼け空の色も違うものなのですね。
特に紫色は日本で見ないような・・。そういえば、皆既中の空の背景も、私には紫色に見えていました。
次男は最初から海に入るつもりだったらしく、海に夢中でした。
シャーク湾という名前なので、サメがいるのでは?と途中で心配になりましたが、塩分が高くて入ってこないようです。
コンテナハウスの裏ではなく、貝の採石場あととか素敵な風景の場所があり、そういう所で星景写真を写せばいいのに、2泊目は天気もいまいちだったし、疲れていたし、そこまで頑張れませんでした。
天気が良ければ、スカッとした魚眼の画像になったかもしれません。
でも、まあそれも含めての今回準備されていた状況、生き物たちにも出会いもあり、これでよかったのだと思っています。