●PRP療法（自己多血小板血漿療法）とは

PRP療法とは、自分の血液中の血小板成分を使った美肌治療です。
血小板は、血管が損傷を受け出血したとき、止血するはたらきがありますが、同時に、成長因子など様々な成分を放出します。血小板が放出するそれら成分を濃縮して取り出し、加齢によるお肌の気になる部分に注射し、肌を若返りをはかる治療です。
自分の血液を使うという事から、アレルギーや感染症がないので、安心な治療です。

期待できる効果

目の周り
ハリ、質感、ちりめんジワ改善
上瞼の凹み、下眼瞼軽度のたるみ軽減

頬・口周り
ほうれい線の軽減　
肌の弾力性、柔軟性の回復によるしわ予防。
頬がふっくらし、ハリ、透明感、肌の質感の改善。
ニキビ痕の軽減。

くびのシワ、弾力性の回復、質感改善

●治療方法

・治療希望部位を決めて、麻酔クリームをぬります。
・採血（10～20ml）を行います。
・麻酔クリームをぬります。（約50分）
その間に、採血し、院内でPRPを作成します。
・細い針で、少量ずつ膨疹を作るように、PRPを皮内注射してきます。PRP1本（約1.3ml）で、10分程度です。麻酔クリームをしているため、注射の痛みは軽度です。
・ホットタオルで温めて終了します。

●治療後の経過　跡形

・数日、注射した部位がポコポコした膨疹になりますが、2～5日で、徐々におさまってきます。中には膨疹の引きが遅かったり、3週目くらいに一時的に膨疹が出ることがありますが、自然に引きますので、心配ありません。
・部分的に、皮下出血が起こることがありますが、1週間程度で良くなります。
・お化粧は翌日から可能です。
・１～3か月目から、効果を実感される方が多いです。
・極細の針を使いますので、通常注射痕は残りません。まれに目の下など皮膚の薄い場所に、わずかな注射痕が残ることがあります。

※ヒアルロン酸注入療法のような、しわの溝を埋める治療ではありません。
※成長因子製剤を添加するPRPもありますが、難治性のしこりの合併症の報告があるため、当院では添加は行いません。

（PRPは再生医療で、当院では厚生労働省より認可されています。）

目まわり、口周りを希望されるケースが多いですが、お肌の希望部位は、どこでも注射が可能です。特に目の周りなど、レーザーなど機械による治療の難しい部位に有用です。 将来的に、しわ、たるみのできそうなところに注入することで、予防としてもおすすめです。 効果持続期間は、個人差がありますが、6か月～1年くらいです。

●料金