診療内容

●炎症後色素沈着とは

皮膚はある程度以上のダメージ(表皮基底層のダメージ)を受けると、皮膚に黒ずみが出てきます。この黒ずみ(色素沈着)を炎症後色素沈着と言います。

湿疹、アトピー性皮膚炎などの慢性的に掻き壊している部位、やけどやニキビが治ったあと、ケガのあと、レーザー治療や液体窒素治療後、ナイロンタオルなど硬いものでいつも皮膚を擦っている、いつも体重がかかってこすれている部位(膝、ひじ、おしり)に生じることが多いです。

刺激がなくなれば、通常自然に薄くなりますが、期間は個人差が大きいです。
良くなるまで、平均的に、顔で3か月~半年、うで、からだ半年~2年、下肢3~4年くらいかかり、完全に消失せず、うっすら残ることもあります。

時間が経てば、自然に改善するので、気にならなければ、治療の必要はありません。

●治療方法

1.こすれ等の原因の除去
2.トランサミン ビタミンC,E、ハイチオール内服
3.ハトムギCRDエキス内服(サプリメント)
4.美白剤(レチノイン酸 、ハイドロキノン、ビタミンC、トランサミンクリームなど)
5.ジェネシス(代謝をよくすることで、色素沈着の消退を早めるレーザー治療)
6.高濃度ビタミンC点滴
7.乳酸ピーリング イオン導入
など

3~7は自費となります。