診療内容

●毛孔性苔癬とは

・上腕の毛孔が、赤茶色く、ぶつぶつ角化し、触るとざらついている状態です。
前腕、下肢、背中、頬にも見られることがあります。

・小児期~思春期くらいに生じ、年齢とともに軽くなる傾向がありますが、残存します。

・肌の体質として、治療の必要はありませんが、美容的に気になる方の多い疾患です。根治的な治療方法はありませんが、軽減するために、いくつかの方法を試みています。

●治療方法

1.尿素軟膏、サリチル酸ワセリンの外用。
角質を柔らかくし、ざらつきを軽減するお薬です。

2. ダーマペン4
ダーマペンという機械を用いて、表皮に極細かい小さい穴をあけて、ピーリング剤を塗布します。
現在のところ、この方法が毛孔性苔癬には最も効果的です。

3.ケミカルピーリング
角質を薄くしてすることで、角化を抑え、ざらつきを軽減します。

4.ジェネシス
肌の代謝を改善し、赤みを軽減するレーザーです。

5.ピコジェネシスFX
衝撃波によって、真皮の再構築をはかることで、角化によるざらつきを軽減します。

いずれも、継続することが必要です。

2、3、4、5は自費となります。

毛孔性苔癬(上腕)