診療内容

●異所性蒙古斑とは

赤ちゃんのおしりの青あざを蒙古斑と言います。これは、普通にみられ、ほとんど自然に消えていきます。おしり以外の場所にできた青あざを、異所性蒙古斑と言います。
異所性蒙古斑は、自然に消えるものも、そのまま残ってしまうものもあります。
特に、色が濃いもの、円形、辺縁がはっきりしているもの、肩、手首、足首、背中にあるものは、自然に消えにくい傾向があります。

●治療方法

ピコ秒レーザーで治療します。
麻酔クリームまたは麻酔テープをしてから、照射します。
照射直後は赤み、腫れが生じます。
ステロイド軟膏外用 ガーゼ保護で終了です。

●治療の経過 跡形

・翌日、薄かさぶたができます。腫れが出ますが、数日で、おさまってきます。
・ステロイド軟膏を付けて、擦れないようにガーゼ保護を行います。
・2週間後くらいに薄かさぶたは、はがれます。その後数か月かけて、徐々に薄くなってきます。
・1回目の治療の後、3~6か月経ってから、2回目のレーザー治療を行います。
・治療回数は2~8回くらいです。(薄いものほど回数は少ないです。)

・レーザー治療では、きずあとは残りません。治療部位を、掻き壊したり、擦れたりすることで、きずあとをつくらないように、ご注意ください。

・まれに、皮膚が白く抜ける脱色素が生じることがあります。
日焼している肌や炎症後色素沈着が強くでている時期に、治療を行うと生じやすいため、
それらが取れてか治療を行います。

・どの年齢でも治療は可能ですが、成人では時間がかかったり、完全に消失しないこともあります。赤ちゃんほど、早く良くなります。(新陳代謝が良く、皮膚が薄いためレーザーが深部まで届きやすいためと思われます。)
できるだけ、早期の治療がおすすめです。

●料金

保険適応です。

●治療症例

2歳 治療前 

 6か月間隔で2回レーザー治療  治療後1年