診療内容
●水虫とは
水虫とは、白癬菌(カビ)による、皮膚の感染症です。
白癬菌は、全身の皮膚は、どこでも感染が起こりうるのですが、菌との接触機会が多い足に発症することが多いです。柔道選手の方は、頭部が床に接触することが多いため、頭皮に感染することがあります。
足白癬には、
ゆびの間がふやけて剥ける趾間型
足のうらに細かい水疱のできる小水疱型
足のうらの角質が厚くなる角質増殖型
があります。
足の他、爪白癬、手白癬、体部白癬、股部白癬、頭部白癬があります。
からだにできる場合、かさかさした輪っかのような皮疹になります。
爪に感染すると、厚く白く濁った爪になります。
●診断
症状のある皮ふや爪を少し削って、顕微鏡検査でカビがあるのを確認します。
見つからない場合は、真菌培養検査を行うこともあります。
●治療
通常の水虫は、1日1回、抗真菌剤を外用することで、治ります。
爪白癬や角質増殖型の足白癬、頭部白癬は内服治療をすることがあります。
内服治療のできない方、爪の伸びが悪く、外用のみでは改善の少ない爪白癬は、ジェネシスという低出力レーザー照射することで、治療効果を促進します。
できるかぎり感染しないようにするには、感染しやすい場所に行った後は、時間を置かず足を洗い流し、乾かすことが大切です。
白癬菌は、感染者のいる家庭内の足ふきマット、スポーツジムや温泉施設の床やマットの上など、 たくさんの人が利用する場所に存在しやすく、皮膚に付着することで感染します。皮膚に菌が 付着しただけで水虫になるわけではなく、菌が足に付着した状態が続き、 高温多湿など菌が繁殖しやすい環境が整うことで水虫を発症します。 一般的には24時間以上菌が付着した状態だと、感染が成立しやすくなるといわれています。
※爪ジェネシスは自費となります。
爪ジェネシス 1回4,400円~6,600円
月1~2回 3か月くらいが目安。