診療内容

●後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性太田母斑)とは

思春期以降に、両頬に、点々とできる色素斑で、あざの一種です。(普通のシミよりやや灰色~紫色っぽく見えます。)病変は、真皮上層のメラノサイトとそこから産生されるメラニン色素です。

●治療方法

・ピコ秒レーザーで治療します
・麻酔クリームをします。
・レーザー照射時は、軽度の痛みがありますが、我慢できる範囲内です。
・照射後、赤みと軽度の腫れがでます。
・ステロイド軟膏外用、ガーゼ保護をして終了です。

●治療後の経過 跡形

・軽度の赤み、腫れが出ますが、数日でおさまりますので、心配ありません。
・薄いかさぶたができます。擦らないようにガーゼ保護をします。
・かさぶたは10日くらいで剥がれ、色素斑は少し薄くなっています。
・かさぶたがはがれてから、2週間経つと、一時的に色素斑が濃くなってきます。
炎症後色素沈着という反応で、正常な経過です。
・美白剤外用またはピコトーニングを行うこと、炎症後色素沈着が早く取れてきます。
・炎症後色素沈着が取れてから、(3~6か月後)2回目の治療を行います。
これを 2~5回繰り返します。

レーザー治療では、きずあとは残りません。掻いたり擦ったりすることで、きずあとを作らないようにご注意ください。

日焼している肌、炎症後色素沈着が強く残っている時に治療を行うと、脱色素(白く抜ける)する事があるため、日焼けがとれてから治療を行います。

●料金

保険適応となります。