黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20250910

9月8日未明 皆既月食観望

9月8日、皆既月食がありました。華やかな天体イベントなので、少しは写したいと思っていましたが、時間帯が月曜日の未明、翌日の仕事のことを考えるとあまり無理はできません。なので、当日はあまり気合を入れないですむようなスケジュールを立ててみました。

①OMD-EM1ⅡとCanon魚眼レンズでタイムラプス撮影②EOS5D4と24ミリ広角で連続食分撮影 ③GFX100ⅡとBORG107FLで望遠撮影の3つ。特に①と②はシャッターを押したら、あとは一切触らなくてよいように、あらかじめ設定をしておきました。これで、望遠鏡撮影だけに集中できるかと。後は双眼鏡で眺めたり、のんびり体力を消耗しないような観望しようと思っていました。

撮影場所は、道の駅にしかたの駐車場から横断歩道を渡ってすぐの歩道。

ここは、南西が開けて、景色がとても良いです。天気は湿気が多いもやっとした空でしたが、だいたい晴れていました。

0時過ぎに着いて、セッティングを始めました。なるべく手間を省こうと思っていましたが、ピントや構図の確認をしていたら、けっこう労力がかかりました。

最後に、望遠鏡撮影のためのAP赤道儀の準備を始めたところ、ボケっとしていて、西の空の星を北極星と勘違い。当然ピタッと来る星がないので、あたふた。気づいて、今度は正しい北極星導入をしようとしたら、それから大ピンチ。極軸望遠鏡内のスケール盤を照らすための電池が切れたので、予備のものに変えていたら、落としてしまい、小さい電池とケースの中の部品が草の中に紛れてしまいました。必死でヘッドライトで照らして探しましたが、見つかりません。部分月食が始まってしまいました。ここで赤道儀の設置を諦めると、皆既をきれいに写せないことから、何とか探すしかありませんでした。もう無理かなと思い始めたら、ふと見つかったので、作業再開。準備が整ったときは、月は半分欠けていました。

やっとゆっくり観望できる時間が来ました。

●撮影の結果

①OMD-EM1ⅡとCanon魚眼レンズでカメラ内のタイムラプス機能を使って動画を作成。
ソフトフィルターを付けたので、皆既前の月が大きく写っています。

後ろ側は幹線道路で、夜中でも交通量が多かったです。曇ったところで撮影終了。

②EOS5D4と24ミリ広角で連続食分撮影 

5分おきに、撮影する設定にしていたはずが、1分おきになっていて、気づきませんでした。やけに枚数が多いと思いながらも、月食は長いからと気に留めず。明合成し始めた時に気づきました。

せっかくだから、全部明合成。疲れました。曇った時は皆既の色が濃くなっていて、その時の天気がわかります。全く見えなくなることはほぼなかったような・・。

5分おきに。

③GFX100ⅡとBORG107FLで望遠撮影。35ミリ換算380ミリくらい。

撮影できたのは、ここから。

前半はターコイズフリンジがくっきり。

トリミング 食の最大。
ISO400 8秒 トリミング

写真は明るく写していますが、今回の皆既月食は、肉眼では濃いこげ茶色をしていました。実際はこのくらい暗く見えていた感じ。

皆既終了した時、わずかな光が見えてきたところです。

この時は、長く感じられ、今回肉眼でいちばん美しいと思いました。

スマホで。

長男が東京から送ってきた写真。

次男が名古屋から送ってきた写真。

こんな写真のやりとりをしながら、のどかに観望しました。

月が沈むまで眺めるつもりでいましたが、後半の部分月食が4分の1進んだところで、雲の中に入ってしまったため、終了にしました。すると、急に眠気が・・。急いで片付けて、家に帰って、3時間弱熟睡しました。今思うと、ちょうど良いころで終了になってくれてよかったです。こんなたいへんな時間帯の皆既月食でしたが、過ごしやすい気温で、十分観望でき、良い時間でした。ただ、どんなに工夫をしてもカメラ3つは準備がたいへん。やはり、2つまでかな・・。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“9月8日未明 皆既月食観望” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    拝見すると、ほぼほぼ見えていたのですね。
    こちらは前線の通過で土砂降り予報。
    最初、群馬へ移動しようと考えましたが、GPVがイマイチの予報に変わったので、仕事のことを考えて止めました。
    やはり遠征すれば良かった・・・。

    月食のときって、つまるところ満月の訳で、雲が多めだったり、モヤがかかっていると、北極星は探し辛いですよね。
    もし私が、今回の先生のようなトラブルに見舞われたら、極軸は大まかに合わせて撮影を開始すると思います。
    あとは、帰宅後にフォトショプで画像回転。
    撮影中は、月が画角から逃げないように忙しくなりますけどね。
    カメラは望遠鏡用と、広角で固定の2台程度にした方が、ユックリ双眼鏡で眺められるので良いかもしれません。

    次回3月は、晴れを求めて、移動しようと考えています。
    楽しみですね。

    • cross_963 より:

      まずまず天気に恵まれましたが、終わってみると、あたりまえではなかったなと思っています。
      今回はこんな時間帯だし、ゆるく、晴れたらこうしよう、ほわんと眺めてこようくらいに思っていたところ、電池を紛失したことで、一気に目が覚めた感じ。
      たしかに、北極星も極望の視野には入っていたことだし、大まかになら、さっさと撮影開始できたかもしれませんが、動揺して何を思っていたのか・・。
      今後は当日の早いうちに電池交換はして、さらに予備を持っていくことにしようと思いました。
      望遠鏡写真は、厳密にはピントが合っているかかわからないし、微妙なブレもあったり、設定も適切かどうか?と思っています。
      丁寧に撮影するなら、望遠鏡だけ、または広角だけにするという決断も必要なのかも。
      でも、これも力が入りすぎたり、状況に柔軟に対応できないかもしれないし、難しいですね。
      月食はしばしばあるので、欲張らず、テーマを決めて、カメラは2つまでですね。
      来年の3月にあるとは、知りませんでした。
      今回の経験を活かして、より楽しむことができたらいいなと思います。

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