診療内容

●扁平母斑とは

生まれつきの茶色のあざです。
薄いものから濃いもの、かたちも円形、地図状、点状まで様々です。

思春期頃、肩~背中にできるものは、ベッカー母斑と言われ、同じく扁平母斑の1つです。

治療は、レーザー治療になりますが、再発例が多いです。

●治療方法

・ピコ秒レーザーで行います。
・照射時は、痛みはありますが、我慢できる範囲内です。範囲が広い場合は麻酔クリームを行います。
・ステロイド軟膏外用、ガーゼ保護を行います。

●治療経過

・翌日に、かさぶたになります。
かさぶたがはがれるまで、ガーゼ保護が必要です。
・2~3週間後にかさぶたは剥がれ、色が取れます。

かさぶたがはがれた後の経過

健常部の肌の色に近づき、目立たなくなり、良好な結果のものは約20%くらいです。
点状、地図状のものは比較的有効性が高く、円形のものは再発が多いです。
中には、まだらに再発し整容的に、治療前より悪くなる例もあります。
2%程度に、肌の色が白く抜けたり(脱色素)や治療前より色が濃くなるケースがあります。

小範囲でテスト照射を行い、経過や正常皮膚との色調のなじみ具合を見て、治療の適否を検討します。
再発する場合、何回か治療を繰り返すことで改善することもありますが、変わらない場合はあきらめることになります。

●料金

テスト照射5,500円
1回(大きさによる)19,800円~39,600円

ピコ秒レーザー治療は自費となります。