黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-
2020/ 02/ 14
BORG107FL+20ミリ接眼レンズ+5D4と、BORG107FL+1.4倍テレコン+OM-Dの比較
11日、井頭公園に試したいことがあるために、鳥を写しに行きました。
天気も良く祝日のためか、たくさんの大砲レンズが並んでいました。そんな中で、私が三脚を置けるように、スペースを作ってくれて親切にしていただきました。嬉しい気持ちで、さあ準備、という時に、三脚を忘れてきたことに気づきました。この公園は、家から17キロくらいの離れているので、取りに戻ると1時間かかってしまいます。手持ちのレンズで公園内の鳥を歩いて写すことに変更しようか迷いましたが、戻って取りに行くことに。明るい時間帯に写そうと思って少し早い時間に来たのに、結局いつもと同じ2時半ころから開始。
今回は、
①ビデオ雲台にマンフロット微動雲台をつけて、より使いやすくなるかどうかを試す。
②前回の超望遠BORG600㎜+20ミリ接眼レンズ+5D4(約1300㎜)の画像と比較をするために、BORG600㎜+1.4倍テレコン+OM-D(35ミリ換算1680㎜)で写してみる。
の2つを目的にしました。
(結果)
①マンフロット微動雲台とビデオ雲台を組み合わせることで、とても使い勝手が良くなりました。
照準器を見て、ビデオ雲台でカメラの向きをおおよその被写体に素早く向け、重たいBORGも、微動雲台で位置をぴちっと合わせることができました。その後マニュアルでピント合わせ。静止している鳥を撮るには良い組み合わせでした。
②カワセミの画像をトリミングして比較。
1枚目は、1月にBORG+接眼レンズ20㎜+5D4で写したカワセミです。天気や露出、止まっている場所が違うので、おおよその比較です。繊細な羽毛が写っています。ISO2000。
⇩ トリミング
BORG+1.4倍テレコン+OMD(35㎜換算1680㎜)で写したものです。こちらも羽毛の質感は写っているので、良いかな、と思いました。ISO1250。
⇩ トリミング
両方とも画質は、わたし的にはOKですが、他の写真も含めて比較してみると、BORG+接眼レンズ20㎜+5D4の方が、より鮮明できれいな印象。
遠くて小さくしか写らなかったカワセミを、2倍デジタルテレコンを使って撮影(35㎜換算3360㎜)。羽毛の繊細さは、分かりにくくなり、この写真のように、ペタッと絵の具で色を塗ったような写りになってしまいました(特にJPEGで)。
BORG+1.4テレコン+OMD 2倍デジタルテレコンで写したものを、トリミング。ISO800.
⇩ トリミング
鳥の可愛らしさはわかるので、これだけ写れば十分かな、という気がします。
距離が遠くなると、5D4でも羽毛の質感はわかりにくくなりますが、OMDはある程度が離れると急に絵画っぽい写りになるような気がしました。
いろいろやってみて、機材は何を撮影目標にするかで、きちっと使い分けることが大切と思いました。
私の手元にある機材の中では、
1.歩いて鳥を探しながら、細かい鳥のしぐさもできるだけ逃さないように写すなら、OMDと300㎜望遠レンズ(純正レンズでない と、プロキャプチャーモードやフォーカスブラケットなど、いろいろな機能が使えない)。
2.画質重視で、歩きながら、いろいろな構図で撮るなら、5D4と100-400望遠ズームレンズ。
3.静止している遠くの鳥は、BORG600㎜+微動雲台+ビデオ雲台 20㎜接眼レンズまたはテレコン使用 5D4
4.カワセミの狩りは 微動雲台+ビデオ雲台+OMD+純正の300㎜望遠レンズ+エクステンダー(35ミリ換算840㎜、遠ければ、2倍デジタルテレコンも使う)で、AFでチャレンジする。
この4つのパターンを使い分けるのがよさそうです。
試したいことも終わったので、目についたものを写しました。正面から見たカワウ。不思議な顔をしています。
コガモ。顔の模様の可愛らしいカモです。
次回、挑戦したいことは、天気の良い日に、ビデオ雲台+微動雲台+OMD840㎜、AFでカワセミの狩りの瞬間を写すことですが、2の機材で、ゆっくり公園を散策もしたいような・・。
冬の間に1回くらい、星景写真も撮りに行きたいような・・。
プロフィール
●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)
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