黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-
2023/ 04/ 09
4月20日の金環皆既日食に向けて
今月の20日に、10年ぶりの金環皆既日食があります。金環皆既日食は、1つの日食でも、場所によっては金環に、別の場所では皆既として見える日食です。今回はオーストラリアなどごく一部の地域で、皆既日食として見ることができるので、ツアーに参加し行く予定でいます。
10年前の2013年11月3日のガボンでの金環皆既日食です。皆既の継続時間は1分9秒でした。
金環皆既日食は、重なる月と太陽の大きさがほぼ同じなので、太陽から噴き出すピンク色のプロミネンスが全周性に見えやすいという特徴があります。
今回の観測場所は、オーストラリアでは、レアマンスというところだけで、下の地図に書きましたが、出っ張った部分の狭い範囲の場所です。ここに行くのに、パースから1300キロ北にバス移動しなければなりません。1日で行ける距離ではないので、ヘメリンプールで1泊、ナヌタッラで1泊の予定。
ちょこちょこ準備していたので、大体荷物を詰めるのは終わりました。スーツケース3個、ペリカンケース1個、リュック1個です。
今回は次男といっしょに参加するため、大量の荷物を持っていきます。最も恵まれた天気を想定して、日食撮影用のカメラは4つ、手持ちのコンパクトカメラが1個で、撮影計画を立てました。
また、今回はピンホール法で、欠けた太陽の形を投影した絵を観察しようと思っています。こんなのをつくりました。
何の絵柄かというと、ピーコックスパイダー。オーストラリアにしか棲息していないハエトリグモです。この米粒くらいの小さいクモのオスは、メスにきれいな模様をみせて独特な求愛ダンスをするそう。私が今一番おもしろいと思っている生き物です。現地で本物を見たいけれど、残念ながら季節的に求愛ダンスをする時期ではないそうです。
ガチャガチャで取ったピーコックスパイダーの模型。
この模型をもとに娘が描いた絵。これを私がアレンジ、トレースしてピンホールにしました。
こんな準備をしているうちに、いよいよあと9日で出発です。ただ望遠鏡を載せる三脚が修理中で、戻ってくるのがぎりぎり、その設置の練習をしたら準備は終了。というか、準備はきりがないので終了にしようと思っています。
何が起こるかわからない、自分が思い描いているようなこととは全く違うこともあるかもしれませんが、いろいろな状況も受け入れて、たくさんのことを感じ取ってきたいと思っています。
プロフィール
●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)
“4月20日の金環皆既日食に向けて” への4件のフィードバック
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新潟のusachanです。
パース発の私が参加するツアーはエクスマウスで観測、途中のカナーボンで前後3泊します。
個人的にカナーボンで南天の撮影も計画しています。
参加者5名のこじんまりしたツアーですので、小回りはきくと思います。
私もパッキング中で、本日、成田空港宛にスーツケースを発送する予定です。
よろしければ、掲示板にも書き込みをいただければ幸いです。
usachan様
オーストラリアの現地集合のツアーなら安心な感じがしますね。
5名いると、ちょうど楽しいかも。
私は羽田空港発で行きますが、観測地では近い場所にいるかもしれません。
南天の星空は私もとても楽しみにしています。
光害マップで見ると西オーストラリアは本当に暗い場所のようですね。
夜は星、日中は生き物探し、そしてメインは日食と自分なりに考えていますが、実際は何が待っているでしょうね・・。
掲示板に近いうちに書き込みさせていただきます。
いよいよですね。
10年に一度程度のハイブリッド。
太陽活動期ということで、きっと全周採層やプロミネンスの素晴らしい太陽像を見られることでしょう。
報告を楽しみにしています。
それにしても凄い量の荷物ですね。
1人参加だと不可能な量。
心強い味方がいて良かったですね。
日食に星空に動植物、思う存分オーストラリアを楽しんできてください。
ecl様
ありがとうございます。
今度の日食は、ハイブリットでしかも太陽活動期ということで、とても興味深い姿を見せてくれるのではないかと期待しています。
良い報告ができればと思います。
二人で持っていくことから、荷物はあのような量になってしまいました。日食が終わるたびに、次回は減らそうと毎回思うのですが、準備期間中になると、減らそうと思った理由を忘れてしまいます。
今日になって、「もう1つ増やせるのではないか」なんて思い始めていますが、そういうことを考えるのが楽しいのかもしれません。
でもさすがに、今後こんなに持っていくことはもうないでしょう。
力を合わせることで、よりいろいろと発見の多い旅行になればと思っています。