黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20200725

飛行機からネオワイズ彗星撮影チャレンジ、ぎりぎりの1枚。

7月22日~24日まで、母の様子を見に、約2年ぶりに実家のある帯広に行きました。

ほとんど曇りでしたが、栃木よりは湿気が少なく、さわやか。3日間の間にいろいろなことをして過ごしましたが、帰りの飛行機からネオワイズ彗星撮影チャレンジは最初から計画していました。

 

双眼鏡とカメラなどを持って、期待して搭乗。19時10分帯広発、定刻通り出発しました。

 

地上からは雲っていても、飛行機は雲の上を通るので、楽しみにドキドキしながら準備を開始。

19時26分。夕焼けの空はきれいでしたが、なんとなく雲があって心配に。もっと飛行機が高度を上げることを期待していました。

 

19時44分。こんなことってあるの??、という空。月は見えていましたが、ぼやっとしていました。

 

このような態勢で撮影。CAの方が応援の言葉をかけてくれました。

 

まさか、飛行機から見える風景が、曇るとは思っていませんでした。到着も10分早く着くとのことで、焦りと諦めの気持ちになってきたところ、20時15分頃、月が、ややクリアに見え始めました。

肉眼では星は何も見えませんが、とりあえず北西の方向を写してみました。

ほんのわずかですが、うっすらと写っていました!

 

20時16分。5D4 マクロ100 ISO8000 f2.8 1.3秒。

 

飛行機は揺れるし、多少向きも変わるので、数枚写して、その後どこに彗星があるのかわからなくなりました。飛行機は、まもなく降下をはじめ、月も見えなくなりました。撮影のチャンスは5分くらいだったかもしれません。

20時40分過ぎに無事到着。帯広~羽田の飛行は、一瞬で終了した感じでした。

 

カメラの液晶に写った彗星の写真を、応援してくれたCAの方に見せました。この写りでは、何だかわからなかったと思いますが、メッセージカードをいただきました。この方の祈りも加わったおかげで、なんとかぎりぎり写ったのかもしれません。

 

思い出深い彗星撮影となりました。

 

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“飛行機からネオワイズ彗星撮影チャレンジ、ぎりぎりの1枚。” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    お~!執念の一枚(笑)
    ご実家では天候に恵まれず残念でしたが、出会えて良かったですね。
    おまけにAir Doの乗務員さんからも心温まるコメントをいただけて。
    1万メートルの上空だと、私もその上には雲が無いと思っていました。
    インドネシア行きのときに体験しましたが、上層の雲なので、きっと太陽が出ていれば素敵なアークが見られたかも。
    それにしても、いつまでこんな天気が続くんでしょう。
    そろそろ梅雨明けしてほしいものです。

  2. kurosu より:

    部分日食に続いて、また執念の1枚になってしまいました。
    飛行機が上昇しきった時に、まだ横に雲があるという光景が記憶になくて、想定外でびっくりでした。
    その時は、上空からなのに、この写りはなぜ??という気持ちもありましたが、
    今は、あの天気でカメラ越しにほんの少しでも出会えたのは、上空だったから、という気がしています。ぎりぎりでも5000年に一度の機会に恵まれ嬉しいです。
    また乗務員さんの心温まる応援もあり、良い旅でした。
    それにしても、宇都宮戻ってきて、また重苦しい雲です。
    そろそろ、すかっとしてほしいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

月別アーカイブ