黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20221101

AP赤道儀。

日食、月食、星空撮影をはじめて10年くらい。今までたまに固定撮影で星景写真を撮ったり、日食、月食の時はポータブル赤道儀(SWAT300)を使って写していました。でも、使う頻度が少ないので、上達しません。また望遠鏡にポータブル赤道儀では安定が悪く、かえって扱いが難しいです。もっと使いやすくしなければ使わなくなってしまうと思い、適したドイツ式赤道儀を探すことに。
所沢のビクセンショールームに相談に行き、東京の望遠鏡ショップの協栄さんでAP赤道儀を購入。

10月15日、3つの箱が届きました。

室内で組み立ててみました。ちょっと躓いたこともありましたが、まずまず順調に行きました。

10月26日、道場宿緑地でまずは日中に設置の練習。ファインダ-を合わせたり、コントローラーで動かしたり。

ファーストライトは太陽。

午後4時過ぎなので、夕日っぽくなってきました。
OMDとBORG107FLで。黒点は上方に薄いものが1か所。

20mm接眼レンズをつけて。

また直焦点撮影にしたら、もう沈みそうな夕日。歪んでいます。

あっという間に欠けてきて。

フィルターは必要ないことに気づき、外しました。

動画。

この日は新月の翌日。夕日が沈んだ後、ごく細い月があるはずなので、いちおう探してみました。

よくよく探しましたが、見えませんでした。

後ろを振り向くと木星が。

1回目の練習はここまで。
練習は日中なので、極軸は合わせはスマホのコンパスや水準器を使って試行錯誤、赤経赤緯方向に動かす動作に慣れていないため被写体に向けるのが難しい、望遠鏡の向きを変えた時、APクランプが緩み過ぎていたことに気づかずうまく固定できなかったなど、いろいろとスムーズにいかないことがありました。問題を解決して、重点的に練習して慣れて行かなければなりません。
29日は夜に撮影練習をしてきました。そこでもたくさん躓いてきましたが、ちょっとずつ解決策を学んでいます。まあ、こんな調子で無理せず少しずつ慣れていくことができればと思っています。

最終的に何を写したいとか目標があるわけではないのですが、設置が正確にできるようになれば、その時々のいろいろな天体現象にチャレンジできるようになると思うので、嫌にならないようにゆっくりと練習をしていきたいと思います。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“AP赤道儀。” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    ファーストライト、おめでとうございます。
    そして、お疲れさまでした。
    これでBORGの稼働率が上がりそう。
    日没直前の太陽はノーフィルターでも行けますが、覗くときは気を付けてくださいね。
    望遠鏡のファインダーとか、カメラのそれ。
    ミラーレスなら安心ですが、一眼だと危険かも。
    それにしてもBORG107FLは優秀な鏡筒のようですね。
    木星像は色収差がとても少なく見えます。
    もうすぐ月食。
    まずは、それを目標にされてはいかがでしょう?

    • cross963 より:

      返信遅くなり、すみません!
      ちょっと出歩いてました。
      ファーストライトは、まずは設置のやりやすい日中にしたので、
      対象は太陽になりました。
      ほんと太陽は油断すると危ないですね。今回ファインダー用のフィルターを
      忘れたので、ほとんど機能しませんでしたが、
      ちらっと細目でみたときの光の凄かったこと、恐ろしいです。
      気を付けたいと思います。
      AP赤道儀を取り入れたのは、BORGをもっと活用させたいというところが大きいので、
      今度の月食には、きちっと設置できるようにしたいと思っています。
      問題はどこで撮影するか・・。最悪、家の庭から。
      天王星食もあるので、今回の望遠鏡写真は、大きくきれいに写すことを目標にしたいです。
      eclさんはどんな場所で、どんな計画でしょう?
      楽しみにしています。

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