黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20230427

はじめてのピンホール法。

今回、初めて日食観測で、ピンホール法というのをやってみました。絵に沿って、穴あけポンチで1㎜くらいの穴をあけた画用紙を持っていきました。この絵は、ピーコックスパイダーというオーストラリアだけに棲息している美しいハエトリグモです。これを太陽にかざすと、穴をとおった光が欠けた太陽の形になります。

日食会場です。写真は私の機材

日差しは強いのですが、からっとしていたせいか、そんなに暑さを感じませんでした。

この紙に太陽光を当てて、下に敷いた画用紙に投影させてみました。自分の影が映らないようにするのが難しく、いろいろな方向から試しました。

部分日食でできたピーコックスパイダーが、はっきり投影されました。

1個1個の穴から通った光が、欠けた太陽の形をしています。(普通の時は丸く写ります。)

部分日食が細くなった時は、目がキラキラになりました!
ただ日付が読めない・・。

目にカラーセロハンを張ってみました。

ピンホール法は、わたし的には成功。
1枚目のピンホールが、文字も読めて、目もきらきらで、良いと思っています。
このピンホール法をしている時、何人もの人が、興味をもって話しかけてきたり、写真を撮っていきました。

ピーコックスパイダーのおもしろい動画がありました。苦手な人は見ないようにしてください。

世界で私だけのオリジナルピンホールを成功させ、自己満足しました。

日食会場から見える海はとてもきれいでした。私が忙しく機材の片付けをしている間、次男は海に泳ぎに行きました。そこで、偶然、自分の大学の関係者に話しかけられたそうで、いろいろ話が盛り上がったとのことで、嬉しそうにしていました。

日食でよくある不思議な出会いに、ほほえましく思いました。

片づけ後、ツアーで集合写真を撮り、へとへとになりながら日食観測会場を後にしました。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“はじめてのピンホール法。” への4件のフィードバック

  1. usachan より:

    息子さんと一緒に泳いだ日本人は、おそらく私のツアーに参加されていた地学の先生で、ご主人の講義を大学で受けていたことが分かり、仲良くお話されたとのことです。
    我々のツアー参加者は5名だったので、すぐに親しくなり、今でもLINE交換しています。
    今回のツアーでは色々な出会いがあり、日食つながりという縁の深さを感じています。

    • cross963 より:

      usachan様

      そうなんですね。(^^)
      不思議な日食のご縁ですね。
      次男はその方のご主人のストロマトライトの講義を受けたと言っていました。
      私たちのツアーはストロマトライトで有名なヘメリンプールに2泊しましたが、
      ストロマトライトをみたり、その海の生き物たちで、とても楽しい時間を過ごしました。
      後日ブログアップしたいと思います。

  2. ecl より:

    いいですねこれ。
    オーストラリアらしくて。
    これは観測に来た人から声掛けられますよ。
    セロハンを張られたのはナイスです。
    そうそう、金環の輪っかを五輪の輪っかに置き換えるI様のアイデアは凄いですよね。

    県外で知り合いに会ってビックリすることがありますが、海外ではさすがにありません。
    (日食で知り合った人は別の話として・・・)
    そんなことがあると、それはそれは驚かれたことでしょう。

    • cross963 より:

      ecl様
      いつも写真を撮ることしか考えていなかったので、今回は違ったこともしてみようと思って作ってみました。
      この穴あけ作業、根気が必要で、作るのはなかなか大変でした。
      I様の五輪のアイデア、あれは本当にすごいですよね。ガボンの時もピンホールをつくられていたので、その領域のベテランなのだと思います。
      日食では知り合いに会うというよりも、日本からしたら世界の果てのようなところで、
      偶然にしては不思議な出会いがあるような気がしています。
      日食自体が神秘的な現象のためか、ふつうはない経験をいろいろするように感じます。

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