黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20220722

鶴田沼 林の昆虫撮影

林の中は薄暗いので、昆虫を写すときは、たいてい5D4とマクロ100mm、ツインライトをつかっていました。この組み合わせだと、ピント合わせがうまくいけば、小さめな昆虫を高画質でシャープに写すことができますが、オオムラサキのような10センチもあるチョウやカブトムシなど大型の昆虫の全体像を写すときは、私の使い方の問題なのか接写ができずうまくいきません。
前回、被写体にかなり近づいて写すことのできる魚眼レンズと5D4(フルサイズ)、フラッシュで試したところ、まずまずでしたが、ぎりぎりまで近づくと少し被写界深度が浅いのが気になりました。 
今回は被写界深度を深くするために、OMDEM1Ⅱ(マイクロフォーサーズ)に魚眼レンズとフラッシュを使って試してみることにしました。
ディフューザーをつけてこんな感じで。

この古いフラッシュ、5D4ではシャッタ速度1/200秒までしか使えませんでしたが、OMDでは1/400 秒まで大丈夫でした。
OMDEM1Ⅱ 魚眼15mm ISO250 f20 1/400 フラッシュ(ディフューザー)

全体がシャープに写り、シャッター速度が1/400秒なので、気を付けていればぶれずに写すことができました。
OMDEM1Ⅱ 魚眼15mm ISO200 f20 1/400 フラッシュ(ディフューザー)

マクロツインライトを使ったときはカナブンの色が実際の色より黒っぽく写るのが気になっていましたが、今回は緑色っぽい実際の色に近く写りました。

スズメバチ。
OMDEM1Ⅱ 魚眼15mm ISO200 f18 1/400 フラッシュ(ディフューザー)

OMDEM1Ⅱ 魚眼15mm ISO200 f20 1/400 フラッシュ(ディフューザー)

カタツムリ。
OMDEM1Ⅱ 魚眼15mm ISO200 f22 1/400 フラッシュ(ディフューザー)

このカメラとレンズ、フラッシュの組み合わせは、林の中の比較的大きめの生き物を低感度でシャープに写すのには良いとおもいました。背景のボケも少ないので、生き物の生活環境も写りおもしろいです。毛の1本1本まで昆虫の細かい体の構造をクリアに写そうと思ったら、マクロレンズとツインライトにはかないませんが、昆虫だけにスポットをあてる感じになります。
その時の気分によって使い分けていきたいと思いました。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

月別アーカイブ