黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-
2019/ 01/ 09
長い部分日食撮影と周囲の様子
1月6日の部分日食は、朝早くから昼まで撮影を行いました。朝、早めに行ったのは、連続写真の背景にする写真を、日の出前に撮っておきたかったから。
6時過ぎに着きました。家から8キロの所にある鬼怒川の河川敷です。着いた時、金星が見えていました。6:16am
早速、広角のカメラのセッティングをして、背景の写真も写しました。途中、きれいな日の出が見えましたが、日食準備に集中したいので、今回はちらちらと見るだけにしました。広角の準備が済んだので、次にゆっくりBORGの準備をはじめました。磁気偏角を補正して、角度を合わせようとスマホの角度計を使おうとしたら・・、電池切れ、困りました。しょうがないので、そのまま太陽を導入したら、幸いそれほど極軸は、ずれていませんでした。
OM-Dを付けて1200㎜で写そうとしたら、カメラの調子が悪く、設定変更が出来なかったり、ピントが合いません。原因不明ですが、諦めて改造5D2を付けて写すことにしました。 改造5D2とBORG600㎜で写した部分日食
広角は日の出前に景色を撮影しておいたのですが、うっかり三脚にぶつかって、ずらしてしまいました。それなので、もう一度背景を撮りなおしました。日の出直後になってしまいましたが、日食の始まる前だったので良かったのですが、けっこうショック・・。
連続写真にしてみました。 5D4 24㎜で5分間隔で撮影。 8:41~11:42amまで
日食の撮影はBORG以外はタイマーなので、通りかかる人と少し話しをする余裕がありました。
ある方は、ここから見える筑波山の頂上に、冬の6時55分頃、謎の光が出現する話をしてくれました。そしてスマホに写っている写真を見せてくれました。私も見てみたい・・。太陽が何かに反射しているのではないかと推測しているようですが、確かめてないそうです。
実はこの謎の光り、後で拡大してみたら、私の連続写真の背景にも、写っていました!!(連続写真をトリミング)7:00am
風が吹いてきて寒くなってきました。そんな時、インナーに着ていたテクノライダーの電熱ベストのをスイッチを入れたところ、体が温まり、とても快適に過ごすことが出来ました。
途中で犬の散歩をしている人がいました。ペキニーズという種類で、とてもしぐさの可愛い犬。犬の撮影に夢中になりました。
太陽に内暈がほんの少しの間、見えましたが、すぐ消えました。
川の水面がキラキラ光ってきれいでした。
調子の悪かったOM-Dは犬を写してから、なぜか復活したので,再びBORGに付けて写してみました。
後半の部分日食です。ちょっとピントが甘かった。
日食終了1分前です。長い長い部分日食観測が終りました。
日食終了後、ヘリコプターが3機まとまって飛んでいるのを見かけました。
6時間、同じところにいると、日食だけでなく、風景の色の変化、たくさんの種類の野鳥飛んでいる様子を見たり、通りかかる人とおもしろい会話をしたりと、いろいろな事がありました。
「部分日食はいつあるんですか?」と聞かれ、「もうはじまってますよ」と、答える会話を5~6人の方としました。
双眼鏡またはカメラの液晶画面に写っている欠けた太陽を見せてあげたら、皆、喜んでくれました。
それにしても、部分日食の広角は、風景を写すタイミングや、構図を決めるのがとても難しいです。
調子が悪くなったカメラの原因もわからないし、ピント合わせも難しい。チリまで、またたくさんの問題を1つ1つ解決して、正確に手際よくセッティングできるように、たくさん練習しなければなりません。特にピント合わせを確実にすることが課題です。
プロフィール
●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)
“長い部分日食撮影と周囲の様子” への8件のフィードバック
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日食の撮影手順にベテランの日食ハンターの雰囲気を漂わせていますね。いかんせん雲がちょっと多かったですね。皆既日食の時は背景写真を皆既時の写真を使えば良い訳ですが、部分日食では背景を太陽光に邪魔されないときに撮らないといけなかったのを、すっかり忘れておりました。ただ夜明け頃は曇っていたので、結局日食が終わってからの撮影となりました。
私も日食の撮影場所を帯広川堤防にして、通りかかる人数人にカメラの液晶や日食めがねで見てもらったりしました。場所は違うものの、同じ時間に同じようなことをしていたのを知って、ちょっと面白かったです。
kinda様も仰っておられますが、トラブル対処はベテランの域ですね!
余裕さえ感じる。
こうやって拝見すると、1日かけて楽しまれた様子が良くうかがえます。
雲に隠されることなく、全行程を写された連続写真は羨ましい限りです。
散歩に来た犬、ちょっとハラハラしませんでした?
三脚に近づくたびに。
ネコと違うからスリスリしないか・・・。
筑波山の光ですが、Google Earthで見ましたら、ちょうど窪んだところに建物がズラリと並んでいました。
間違いなくそこの反射・・・ですよね?
南米の予行練習にもなったし、楽しまれたのではないでしょうか。
kinda様
ベテラン日食ハンターっぽく動いていますが、形だけ。中身が伴っていません(笑)
薄雲は、すっきり晴れた時とは違う雰囲気を作ってくれるので、上手に表現できれば良いのですが、イメージ通りの写真にはなかなかなりません。部分日食や金環日食は、背景の写真を写すタイミングが難しいですね。皆既の方が、皆既前後は忙しくなりますが、背景の写真は皆既中に撮ればよいので、単純かも知れません。
きっとkindaさんも帯広で全経過を写をしているに違いないと思っていました。
Kindaさんもeclさんも私も、同じ頃に、ぞれぞれの場所で、基本的に同じ事をしていましたね。長い時間、欠けた太陽を求めて・・。(^^)
ecl様
トラブル対処は、ベテランの域ではなく、時間的余裕があったのと、ブログなので坦々と書いたから。
その時は、「誰かスマホ持ってないかな~」と周り見渡したり、「OM-Dがチリでこんなことになったらどうしよう!」とか、特に三脚にぶつかった時は、「これだけは、気を付けようと思っていたのに!やってしまった・・。今までの写真、意味ないから消去しようかな・・」とか、心が大きく揺らいでいました。
日曜日に日食があると言う事は、神様にチャレンジするように押されている感じがしました。おかげで、連続撮影ができる天気に恵まれ、いろいろなものを見れたり、たくさんの人達とのカオス過ぎる会話を楽しんだり、日食らしい時間を過ごしてきました。6時間が忙しかったです。
散歩に来た犬は、引き留めたのはこちらのほうで、犬に付き合ってもらった感じです。
謎の光りの解明ありがとうございます!
eclさん、さすがです。
黒須瑞枝さん
素晴らしい部分日食の写真を撮られましたね。流石黒須さんですね。部分日食の部分は回転しているんですかね。連続写真を見せて頂くと日食の過程が解り易くいいですね。日の出前の朝焼けと星空の風景、色部分日食の撮影風景、ひと時の犬との戯れ場面など、アップして頂いて、日食撮影の全景が思い浮かび素晴らしいですね。
チリに行かれるとコメントに見られるのですが、チリでも素晴らしい写真を撮って来て、このブログにアップして見せて下さい。楽しみにお待ちします。
部分日食撮影と撮影後の編集(と言うんですか?)の作業は大変だったと思います。大変お疲れ様でした。
2019.01.10 清水繁行
清水繁行様
薄雲だけだったので、連続の経過を撮る事が出来て良かったです。
経過の写真をみると、確かに欠けた太陽が回転しているように見えて、私には、この回転したような向きの変化だけでは、月と太陽がどのように動いて、重なったのかイメージがつかなかったです。
あとで、ステラナビゲーターという天文現象のシュミレーションソフトで見たら、最初、太陽より月の方が早く昇り、太陽が近づいて月と重なって追い越していく様子わかりました。
部分日食の画像処理は、写真を選んでしまえば早いのですが、写真の確認作業に時間がかかりました。
今年7月2日にチリ・アルゼンチンで皆既日食があるので、行く予定にしてあります。
写真撮影を失敗しないように、練習をして準備万端にして行きたいです。
部分日食の部分は回転していることについてご説明頂きありがとうございました。
7月のチリ・アルゼンチンの皆既日食の写真がうまく撮れますようにお祈りします。
皆既日食の写真が出来ましたら見せて下さい。お待ちしております。
海外のことは知らないのですが、危険なことが無いように心身共にお気を付けて行って来て下さい。
2019.01.12 清水繁行
清水繁行様
ありがとうございます。
まだ先ではありますが、その時はブログアップします。