黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-
2020/ 01/ 27
野鳥撮影 接眼レンズを使った超望遠撮影で、思ったこと。
26日、井頭公園に野鳥撮影に行きました。目標は、遠くにいるあまり動かない野鳥を、BORG600㎜+20ミリ接眼で観察をすることと、それを5D4で撮影すること。(焦点距離は正確にはわかりませんが、1500~1800㎜くらい)すべてトリミングなし。
ずいぶん遠くにいたカワウ。緑色の目を写すことを目標にしました。
うろこのような模様の羽、つんつんした後頭部の羽、黄色いほっぺと白と黒のはっきりした境界線、カーブした首、緑色の目と、かわいらしいポイントがたくさんありました。
カワセミ。この日はよく水面に飛び込みましたが、MFなので、狩りの場面は写せず。枝から枝に移動するたびに、ピントの合わせなおし作業を頑張りました。カワセミの良く止まる場所はちょっと遠いので、このくらいの望遠でちょうどよい大きさに写りました。
ミコアイサ。すごく遠くにいました。マガモに混ざって、肉眼では何となくしか識別できませんでしたが、ベテランの方が教えてくれました。白いのパンダのような模様の鳥がミコアイサで、通常群れはつくらないとのこと。この日は、4羽まとまっていて来ていて、珍しいと。1つ新しく鳥を覚えることができました。
この場所にいると、大きく翼を広げてゆうゆうと空を飛んでいる大型の鳥、木の枝にいる警戒心の強い小鳥、狩りをするカワセミ、ゆったり水面に浮かんでいる水鳥、一斉にざわつく水鳥など、次々と写してみたいものが現れます。でも、あれもこれもと欲張ると体力も持たないし、機材も変えているうちに、すべて逃してしまうような気がします。なので、目的は1つにして、1回撮影に行って試すことも1つだけにしています。
今回のBORG600㎜、接眼レンズ20ミリ、フルサイズで、静止している遠くの鳥を写して思ったこと。
①画質的にはまずまず。遠くにいる静止してる鳥には良い。さかさまに写るので構図を考えにくい。今後、BORG600㎜ 1.4倍テレコン、マイクロフォーサーズで写してものと比較したい。
②ピント合わせは、ライブビューで拡大して行うほどの時間はないので、ファインダーで合わせた方が良い。
③撮った画像を拡大してみると、微妙なブレがあるので、もっと安定した三脚が必要なのかも。
④ビデオ雲台は、照準器と一緒に使うことで、移動した鳥を写野にスムーズに入れるには便利だが、微調整が難しい。重くなるが、微動雲台と一緒に使った方が良いかもしれない。
次回は、ちょっと気楽に、手持ちの望遠ズームを使って公園内を歩きながら出会った鳥を写してみたいです。
プロフィール
●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)
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接眼レンズを使った拡大撮影で野鳥撮影とは、なんとも難しそう。
キャノンのフランジバックは44mmとのことなので20mmのアイピースで1320mmらしいです。
拡大率は上がりますが、ボディー内手振れ補正のあるOM-Dが有利なのかもしれませんね。
拡大撮影は選ぶアイピースの精度によって、写りがけっこう違う経験があります。
でも、いろいろ試されたら楽しそうですね。
なかなか鳥は、静止してくれないので、ライブビューでのピント合わせができず、本当にピントが合っているのか、確信が持てずに写し、難しかったです。AFだったらいいのに、と思いましたが、すべての条件が整っている機材はないものですね。また、ボディ内手ぶれ補正を含め、機能的には、何もかも優れているOMDてすが、高感度時の画質だけは、5D4にはかなわず、悩むポイントです。アイピースは、ほどほどの価格だったので、精度は普通なのだとおもいますか、そういう部分は、本当は高精度にするべきですね。
しばらく、今持っている機材のなかで、いろいろ試してみたいと思います。(同時に、台湾金環日食撮影も計画中です。^_^)