黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20240808

横手山で星の撮影会 ①

8月3日の夜、志賀高原の横手山で、星の撮影会がありました。
この撮影会は、新潟の天文同好会の方が企画したものですが、同好会のメンバーのecl様の紹介で参加させていただきました。

場所は、標高が2307mの志賀高原の横手山の山頂です。宇都宮から190キロ、車で3時間半くらいかかります。初めて行く場所ですが、カーナビがあれば行けるはず。おいしいゼリーの入ったソーダを買って、楽しい気分で出発しました。

4時前には何とか着きたいと思い、ナビに従って渋滞を避ける道をなるべく選んで行きました。

予定通りに横手山頂ヒュッテという宿泊施設に着きました。ここは宿泊者のみしか車で来れないためか、高山植物、無数のトンボと、とても自然豊か。

ecl様、T様、はじめてお会いするI様が先に到着されていました。久しぶりなので、すこし緊張しましたが、和やかで同好会の方々はとてもあたたかい雰囲気でした。
楽しい夕食の時間。

おなかがすいていたので、しっかり食べました。おいしかったです。

とても見晴らしのよい食堂で、夕日が雲の中に沈んでいく様子がすごく美しかったです。

着いたときは曇りでしたが、晴れてきたので、星撮影をすることに。夜8時に外に出たところ、外灯もなく真っ暗。こんな星撮影に良いところは、めったにないと思います。

星の撮影にもいろいろありますが、今回は私は星雲撮影にチャレンジすることに決めていました。赤道儀などの最低限の機材はあるものの、今まで星雲撮影で使ったことはほとんどありません。
正確な極軸合わせ、天体の導入、何十枚も撮影する、あとの画像処理と、1つ1つがたいへんなので、なかなかチャレンジする気になれないでいました。

今回は、ベテランの方が3人もいてくださるので、がんばろうと・・。

準備を始めたのは、8時ころ。まずはAP赤道儀を組み立てはじめました。まだわずかな薄明が残っているのに、けむりのように天の川が見えて、すごくきれいな星空でした。

1時間くらいして、ecl様にいろいろアドバイスをいただきながらAP赤道儀の撮影準備ができました。
ふと周りを見渡すと、大きな望遠鏡がいくつも設置されていて、別の世界になっていました。

星を見るより、機材の方に目が行きます。
ecl様。

I様。

T様。

まるで、星空の下に自習室があるかのよう・・。

本格的な星雲撮影を行うには、大きな望遠鏡、安定した重たい赤道儀、極軸合わせを正確に行うためのパソコンの設置などの準備で、撮影開始できるまで、1時間以上はかかるようです。
おそらく遠征して撮影するというやり方としては、究極なのではないかと思います。

すごいな~、と感動しながら、わたしも星雲撮影の第一歩の撮影を開始しました。対象は、ecl様の提案でアンドロメダ銀河にすることにしました。250mmの焦点距離で撮影を始めました。

5D2(天体用に改造) ISO3200 F5 250mm(100-400ズームレンズ) 119秒


2分露出のものを何十枚か写しましたが、曇ったり、晴れたりの繰り返しだったので、クリアな写真は
21枚、ダークは14枚写しました。あとで画像処理をしてどのくらいきれいになるのかやってみようと思います。

アンドロメダ銀河は、レリーズで繰り返しの撮影に設定したので、そのあとの時間は、星景写真を撮りました。それは次回アップします。



プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

月別アーカイブ