黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20250412

小千谷、魚沼観光

4月になって、いよいよチョウ撮影の季節になりました。今まで見たことのないギフチョウを探してみようと思い、9日に夫と新潟に行ってきました。新潟県はギフチョウの棲息数が多いとのことで、小千谷市の里山あたりを散策するために、朝6時に出発。

谷川岳SA。朝早いこともあり、ここは寒かった。天気は良好。

ところが、関越トンネルを過ぎると、急に天気が変わりました。雪も多く、景色はずっと冬のよう。

9時頃、越後川口SAで、お菓子を食べながらしばらく休憩。
水槽に鯉がいました。そういえば、小千谷は錦鯉で有名。

眺めていて飽きないです。

その後、小千谷市の馬場清水という登山口の駐車場に行こうと思ったのですが、道を間違えたのか、駐車場にたどり着けません。冬季閉鎖という道もあり、よくわからなくなりました。探すのをやめて、白山運動公園というのがあったので、そこを散策することに。

静かな運動公園。

小さなジャンプ台がありました。

カタクリが少しだけ咲いていました。

時々、日が差す時もありました。少し雪も残っていますが、それほど寒くはないので、この気温なら、いるところにはギフチョウはもう出ているかもしれないな~、この天気では無理かな~という感じ。

いずれにしても、下調べが甘かったので、チョウ探しはやめて、錦鯉を見ていくことに。

室内で、鯉の産卵~出荷するまでのビデオを観ました。鯉を抱いて水槽に移すシーンがあり、普通の魚なら大暴れするところ、鯉はぴちぴちしているけれど穏やかな感じ。私もその作業してみたいな~と思いました。このビデオはもう1回見たい。

プールのような大きな室内の池に、立派な鯉がたくさんいました。50歳の鯉もいるようです。

5万~10万円で鯉のオーナーになれるようなことが書いてあり、オーナーのいる鯉は、壁に名前が貼ってありました。

小さい鯉を触れるコーナーがありました。

人懐っこくて、ぱくぱく吸い付いてくるのが楽しい。うちで飼っている和金をちょっと大きくした感じで、そっくりにみえます。

午後は、ガボン日食以来の友達のeclさん、eclさんの天文同好会のnjpさんが、魚沼を案内してくれるとのことで、待ち合わせをして、魚沼へ。

名物のへぎ蕎麦のお店で昼食。

見た目もすごくおいしそうなお蕎麦!

食べたら、コシがあって本当においしいお蕎麦でした。
以前、別なところでへぎ蕎麦を食べたことがあるのですが、その時はあまりおいしいと思わなかったので、ここはとても上手なお店なのだと思います。

その後、玉川酒造さんの工場見学に。
これは、天然の冷蔵庫と。雪の山にシートをかぶせることで、雪は減っていくものの、夏でも雪はなくならないそうです。機械的な音のない静かな冷蔵庫なので、穏やかに発酵が進むとのこと。

夫は試飲。

日本酒の他に、ゆずのお酒、梅酒なども購入しました。私はわずかしか飲めませんが、今、家でほんの少しずつ美味しくいただいています。

その後、雪の上に桜の木があるところに行きました。このときはまだ桜は咲いていませんでしたが、雪がなくなる前に桜が咲くそうで、雪上桜まつりというのがあるとのことです。

白い雪の上にピンクの桜なんて、想像すると良い感じ。いつか見に行きたいと思いました。
こんなポスター見かけました。

積もった雪の上を歩いてみました。雪も圧縮されて硬くなっているので、足が埋まることはありません。こういうのを凍み渡りというのかな・・初めてかも。今まで雪のあるところは、ズボッと埋まることが多かった気がします。
ちょっと高いところから眺めです。

この時期でもまだ雪の壁が残っていますが、真冬はこの何倍くらいの高さなのか?そういう時期も見てみたいものです。

場所を移動して、見晴らしの良い場所に車を止めてくれました。山の景観が素晴らしかったです。

たくさんの山がありますが、全部名前があるのかな。

道の駅があり、そこに鏡池というのがありました。

ここは真夏に来たら、楽しそう。

その後、破間川(あぶるまがわ)ダムへ。今の時期だけ、雪流れ現象というのが見られると。

雪流れ現象というのは、「超豪雪地のために、ダム湖の上にも雪が積もり、春になり暖かくなると、流氷のように解けだして、ダム湖をゆっくり流れていく現象」と教えてもらいました。

いくつかビューポイントがあるようで、橋の上には、カメラを持った人が並んでいました。

流氷のような光景で、珍しいし美しい。大自然の中で、空気もすがすがしいです。

こういう特別な景色のためにGFXを持ってきたにもかかわらず、電池を入れ忘れて使うことができず、残念でなりません。広角20‐35mmが、キャンセルが出て早めに購入できたというのに・・。

上流の方向。

至るところに雪解け水が流れていて、気持ちが良いです。

関越道の帰り道。夕暮れの時間帯の山や街並みの風景は美しかった。

9時くらいに家について、さっそくeclさんにいただいたお菓子を食べました。

日食観測を記念したお菓子があるとはびっくり。中心の栗が黒い太陽、周囲がコロナと思います。コロナの広がりが不規則なところが、本物の日食のコロナっぽい。2023年の金環皆既日食は、コロナが大きかったので、一番近い感じ。何より、このお菓子、甘くておいしいので、ぱくぱくと食べてしまいました。

長々としたブログを書いてしまいましたが、eclさん、njpさん、本当にありがとうございました。


プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“小千谷、魚沼観光” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    こんな田舎の里山をご訪問下さり有難うございました。
    寒気が入ると、たった11Kmのあの関越トンネルの長さで、空模様がガラリと変わります。
    おまけに今年は大雪だったので残雪が多く、まるで季節を逆戻ししたような錯覚に陥られたのではないでしょうか。
    それでも天気が急速回復して良かったです。
    ギフチョウは残念でしたね。
    私も、まさかあんなに残雪が残っているとは、ちょっとビックリ。
    それに、ギフチョウの知識が浅く、情報を提供できませんでいた。
    今から振り返ってみると、残雪しか案内できていなかったように思います。
    せっかく遠いところまで来られたのにすみません。
    これに懲りずに、また新潟にお越しください。

    そうそう、『コロナと三条』は2013年のガボン日食の7サロス前の日食がモチーフです。
    かなり前に創作されたお菓子なので、お口に合いましたかどうか?不安でもあります。

    • cross_963 より:

      先日は、お忙しい中、本当にありがとうございました。
      初めて行く土地を巡るのって楽しいですね。
      壁のような、また、硬く圧縮された豪雪地帯の残雪は、実物を見るのは初めてで、私には新鮮で興味深いものでした。
      魚沼は奥深い自然があっておもしろそうです。
      日帰り圏内なので、また遊びに行きたいと思います。
      「コロナと三条」は、万人に好まれそうな美味しいお菓子ですよね。
      最後の1個は、126年前の日食を少しはイメージしていただきたいと思います。

      ギフチョウは、長岡の雪国植物園にいることがわかり、今日行ってみましたが、天気が悪く現れず・・。
      昨日はいたそうです。休日と天気が合わないので、来年チャレンジかな~。

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