黒須瑞枝のブログTreasure hunt in nature
-あちらこちら宝探し-

20220814

ナミアゲハの卵の孵化の瞬間、見られず・・

庭に植えてある小さいミカンの木に最近ナミアゲハが卵を産みに来ていました。このミカンの木は何年か前にアゲハチョウの幼虫の餌にするために鉢植えしていたものですが、ほとんど葉を食べられ枯れる寸前でした。地植えしてみたところ何とか復活してきました。でも、まだまだ小さくチョウの幼虫を養うには小さすぎると思っていましたが、チョウが卵を産んでしまいました。

ちょうど卵が観察しやすい場所にあったため、卵の孵化する瞬間を見るためにカメラをセットしました。 
8月6日 13時2分。

撮影の様子。
カメラは5D4、レンズはMPE-65という5倍まで写すことのできる超マクロレンズですが、マニュアルでのピント合わせ、被写体までかなり寄らなければならないなど、扱いの難しいレンズです。こんな感じで2日間チャンスを待っていました。

このレンズは3倍以上の倍率になるとピント合わせが難しくなるため、今回Kenkoの1.4倍のテレコンをつけて写しています。
5D4 MPE-65 ISO400 f20 1/400 マクロツインライト、テレコン1.4使用。  
倍率は大雑把な表示のためよくわかりません。3倍を超えていてテレコン使用のため4.2倍以上だと思います。

8月6日 13時11分。

卵は孵化が近くなると黒っぽく変化をしていくとのことなので、こまめに変化を見に行っていました。翌日、ちょっと色が変化してきました。孵化に近づいているに違いないと思っていました。
8月7日 17時50分。

植物は風で揺れて位置がずれるため、しょっちゅうピントや位置の合わせなおしが必要で倍率が変わってしまいます。
8月7日 18時1分。

黒く変わってきているにしても何となく透明感がなく嫌な予感がしてきました。でも信じてこまめに様子を見ていました。
8月7日 20時2分。

何時間たっても模様に変化なし。
8月8日 0時39分。

真ん中に不自然な黒い点があるところを見ると、何かに寄生されてこの卵は死んでしまったよう。撮影は終了にしました。

別な位置にあった卵。おそらく孵化が近づくと黒く変化するというのは、このような状態のこと。中の幼虫が黒っぽく見えるけれど動くので模様は変わってきたり、透明な部分があったり。

この卵はいつの間にかなくなって、小さい幼虫が近くにいたので、無事に孵化したようです。

ということで、残念ながら私が経過を見ていた卵は孵化ができませんでした。その後、何日たっても黒いままです。卵を割って幼虫が出てくる瞬間を心待ちにしていたのに、とてもがっかり、悲しい気持ち。
まあ、また機会があったらチャレンジしようと思います。

追加  8月14日の様子 はっきり穴が開いていました。やはり何かに寄生されてしまったようです。
正常に孵化した場合は幼虫は殻を食べてしまうため卵の殻はなくなります。

プロフィール

●黒須瑞枝(皮膚科医)
●出身地:北海道 
●出身校:獨協医科大学
●趣味:旅行、写真(昆虫、植物、生き物、風景、日食、月食、星空など、自然のものなら何でも)

“ナミアゲハの卵の孵化の瞬間、見られず・・” への2件のフィードバック

  1. ecl より:

    素晴らしいチャレンジですね。
    今回は残念でしたが、いつか良い写真を見られそうで楽しみです。
    それにしても、これだけ拡大して接写するのはかなり難しそう。
    ここまでくると、もう趣味の領域を超えているように感じます。
    いつか撮りためた貴重な写真を世に出されるのも良いのではないでしょうか。

    二つ前のブログの写真。
    こんなにカブト虫が居る様子をみたら、何だかワクワクしました。
    そうえいば、子供の頃、夏休みは毎朝のように早起きして昆虫採集にいっていたな~って思い出した次第です。
    貴重な写真を有難うございました。

    • cross963 より:

      ありがとうございます。
      暑いので、このチャレンジはへとへとでした。
      孵化が始まると10分~20分くらいであっという間に出てきてしまうそうなので、こまめに見に行っていました。
      がっかり感も大きかったですが、またの機会に備えます。

      このレンズで1ミリくらいのチョウの卵の接写は超望遠の撮影と同じような感じ、
      1200mmくらいの望遠で太陽や月のピント合わせをしているようでした。
      ライブビューで拡大して、揺らいでいる卵の辺縁が最もシャープになるところを探すところなど。
      今回、微動雲台を使わなかったので、ずれると戻すのがたいへん、そんなところも超望遠撮影のよう。
      でも何より、いつになるのかわからないところに労力がかかりました。
      もっともっと活用したら、いろいろな世界がみえてきて、そういうのを撮りためたらおもしろいのかもしれません。

      カブトムシはやはり存在感があっていいですよね。
      根本山は昆虫採集は禁止なので、クワガタ、カブトムシが採りつくされていないため、安全で魅力的なスポットでした。

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